インドと日本の間で

インドと日本の間で感じるこちらを中心に、つれづれなるままに。

2023年 初ブログ〜ご挨拶〜

 

ご無沙汰してます。Fumiです。

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

ブログで色んなことをシェアしたい!と思いつつも、

なかなか定着していない私です。

 

今年もつれづれなるままに、

インドと日本の間で日々感じることを中心に、

ベジタリアンな生活のことや環境活動のことなど、

「自分も地球も健康に」をモットーに

皆さんにシェアしていこうと思っています!

 

2023年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

2023初日の出。7:00の鐘と共に顔を出してくれました。

初日の出を見た後、振り返ると綺麗な富士山。

インドから離れて〜コロンビアと私〜

タイトル通り、

今日はインドから離れて、

南米コロンビアと私のこと。

 

なぜコロンビアかというと、

私が10年以上前から愛して止まない

Zumba」の創始者の出身国であり、

今日は、ラテンイベントプロデューサーの

コロンビア人 ルイスさんとのミーティングの日だったから。

 

コロンビアと日本の間で感じることをつれづれなるままに。

 

なぜ南米コロンビアに惹かれたのかが鮮明になった

駅で合流した時も。

カフェに向かう道中も。

コーヒーを飲んでいる間も。

 

と、に、か、く、

終始大きな笑顔と笑い声を見せてくれるルイスさん。

 

しかも笑顔に嘘がない、真っ直ぐな瞳を持っている素敵な方。

 

ラテンイベントのプロデューサーを始めたのは、

「世の中を明るくしたいから」

とルイスさんの口から聞いた瞬間、納得でした。

 

こんなに明るさ全開な方の側にいたら、

みーんな自然と明るくなっちゃう!

 

母国であるコロンビアでは、各家庭でお客さんを呼んで

ダンスパーティーをするのが日常で、

誰かを呼び忘れると怒られることもあるのだそう。

 

日本の3倍の面積でありながら、

人口は日本の約3分の1。

広々とした土地に人々は暮らす。

 

歴史的に、スペインやフランスなど

さまざまな国に支配されたことから、

多くの人種が暮らすので、

周囲と違うことが当たり前。

 

悩む時間より、

笑う時間、踊る時間の方が多く、

誰かが自殺するなんてニュースはごく稀なことで、

もしそんなことがあったらビッグニュースになってしまう

ポジティブに溢れた国。

 

そんな国で生まれ育ったルイスさんは、

日本での生活の中で頻繁に起きる、

自殺のニュースにとても心が苦しくなるそう。

 

パンデミックをきっかけに暗くなっていく世の中を

なんとか明るくしたい、と

根っからのポジティブマインドで動き回っている。

 

終始途切れることなく、ルイスさんから溢れる、

コロンビアの明るさとポジティブなエネルギーに、

ダイレクトに触れた、私は、

頭の中のパズルのピースが

カチッとハマったような感覚がしました。

 

なぜ自分が「Zumba」にパッションを感じるのか。
なぜ「コロンビア」なのか。
なぜ「クンビア」なのか。
なぜ「カリブ海」なのか。

 

それは

 

このポジティブなエネルギー。

 

真っ直ぐな瞳。

 

どんな現実に直面しても、

 

クリアな心で考え、行動する姿勢と、

 

それぞれの国や文化に対する敬意。

 

この全てが私の愛して止まない「Zumba」の中に含まれている。

 

私の心が喜ぶ時間。

 

Zumbaの時の私は心からハッピーが自然に溢れ出す。

 

Zumbaに出会えて、本当に良かった。

 

そしてますますコロンビアへ行きたいと

強く感じた1日なのでした。

 

毎月2回!断食の日「Ekadashi(エカダシ)」

ナマステ!今日はとても寒かったですね!

今日のおやつ。手作りハルワ、バルフィ、頂き物のクッキー。

 

 

今日は我が家は10月最初の
「Ekadashi(エカダシ)」の日でした。

 

インド文化に嫁いで2年。

毎月2回、

「明日(今日)はエカダシだよ。お米は食べないでね。」
と言われていましたが、
訳もわからずに言われた通りに過ごしていた私。
 

インドからママと弟が日本に遊びに来てくれたことで、

この、謎のお米を食べちゃいけない日

「Ekadashi(エカダシ)」というイベントについて

少し理解することが出来ました。

 

今日はそんな「Ekadashi(エカダシ)」について理解できた

ほんの一部をご紹介します!

 

断食 or 米・玉ねぎ・にんにくNGな日

インド滞在中も、ママは毎月来るこの日は断食していました。

朝の目覚めのチャイを飲んだ後は水だけで過ごし、

夕方お腹が空いたら、

蒸したじゃがいもにヨーグルトとブラックソルトをかけて

食べたりしていました。

 

興味津々だった私はある日、

翻訳アプリを活用して詳細について教えてもらうことに。

するとママは、

「エカダシの断食をすると、死後の魂が天国にいけるのよ」

ママは閉経後にEkadashiの断食を始めたそうです。

 

なんとなく”なぜ断食しているのか”は理解しましたが、

まだ「?」が頭に残っていました。

疑問は残されたまま、

濃厚なインド滞在期間はあっという間に過ぎていきました。

 

エカダシの謎は解けないまま私は日本へ帰国してきました。

 

ちなみに、ママ以外の断食しない家族は、

米、玉ねぎ、にんにくを避けて食べます。

 

教えてくれたEkadashiの日の大切なこと

「エカダシの日は、神話の動画を観てね。」

毎月2回ずつやってくるこのEkadashi、

実は毎月、違う名前のエカダシなんです。

ちなみに今日は、「パパンクシャ エカダシ(パパンクシャエカダシ)」

それぞれのEkadashiには、必ず神様のエピソードがあります。

このエピソードについて、

①本で読む ②動画で観る

というとてもとても大切なことで、

今日はYouTubeで検索して視聴しました。

 

そもそも「エカダシ(エカダシ)」って?

ヒンドゥー教において非常に重要な日。

この日、ヴィシュヌ神へのお祈りを断食を通して行うことで

すべての願いが叶い、死後は全ての罪から解放されると

信じられています。

 

Papankusha Ekadashi(パパンクシャエカダシ)のお話

「罪から解放されると信じられている断食の日」

昔々、山の上にクロダナというバヘリヤ(*1)が住んでいました。

(*1) バヘリヤ :伝統的なハンターとバードキャッチャーの部族のことで、

鳥の捕獲と蜂蜜の販売を中心に経済活動をする人たち。

 

彼は残忍な性格で、暴力、略奪、飲酒、間違った交際という

罪深い行為に人生を捧げていました。

時が経ち年老いたクロダナは、自分の死を恐れ始め、

今までの自分の罪と悪行から死後のことについて心配し始めました。

過去の罪深い行為を償うために、有名な賢者アンギラに助けを求め、

過去の罪から解放される方法を見つけるようにお願いしました。

賢者はクロダナにパパンクシャエカダシの儀式について説明し、

断食と瞑想を観察しました。

そして、クロダナはヴィシュヌ神の祝福を受け、

過去の全ての悪行から解放されるという結果を達成しました。

それ以来、信者は断食を観察し、過去の罪を問い、

その結果を達成するために儀式を行います。

(参考文献 http://wwwmpanchang.com)

 

伝統を受け継いでいくインド

定期的に興味深い伝統に触れられるインド生活。

(現在は日本に暮らしていますが)

知れば知るほど興味深く面白い。

しかも、必ずどこかで日本と繋がる部分がある。

 

色んな文化に触れたり、

学んだことで、

「人類みなきょうだい」という言葉って

その通りだなと感じます。

 

ただ言語が違うから、お互い知らないだけ。

 

世界中の文化を学んでみると、きっとどの国も繋がる。

 

お互いの違いを尊重しながら、それぞれが自分らしく

生きていけるといいな〜。

 

 

今夜も良い夢を!

 

Navratri(ナブラトゥリ)の OKフード&NGフード

来年の今頃、

ナブラトゥリの時期はインドで過ごし、

インドで断食チャレンジする!

そのための備忘録。

 

9日間のナブラトゥリのお祭り期間中の

OKフード&NGフードをまとめました。

 

①断食の有無に関係なくNGな食べ物

タマネギ、ニンニク、オクラ、ナス、キノコ、肉、卵、アルコール

 

②断食中 OKな食べ物

1.食材

ヒエ、キビ、そば粉、タピオカ、水栗粉、アマランサス、

ジャガイモ、サツマイモ、サトイモ、カボチャ、

ホウレン草、キュウリ、ニンジン、フルーツ全般、

牛乳、乳製品、ギー、ナッツ、ドライフルーツ

2.調味料

センダナマック(ピンクソルト、岩塩)

3.スパイス

クミン、クミンパウダー、グリーンカルダモン、クローブ、シナモン、ブラックペッパー、タマリンドナツメグ

 

③断食中 NGな食べ物

1.食材

小麦粉、米、セモリナ粉、中力粉、コーンフラワー、豆類、パクチー

2.調味料

精製塩

3.スパイス

ヒング、ターメリックマスタード、フェヌグリーグシード、ガラムマサラコリアンダーパウダー

 

断食中のレシピ例

そば粉のプーリ&ジャガイモとトマトのサブジ

Kuttu ki puri&Aloo ki sabzi

そば粉に蒸したジャガイモを混ぜて生地を作り揚げたもの。

ジャガイモのシンプルなサブジがよく合います。

そば粉のプーリ(Kuttu ki puri)

キビとナッツのプラオ

Sama rice pulao

キビ、ピーナッツ、カシューナッツ、ジャガイモ(サトイモでもGood)で作るインド風ピラフ

キビとナッツのプラオ(Sama rice pulao)

蒸し芋

サツマイモを蒸すだけ。焼き芋でもいいですよね。

ジャガイモのヨーグルトかけ

蒸したジャガイモに、ブラックソルト、ヨーグルトを和えたもの

 

9日間何にも食べないのは難しそうだけど、

フルーツ&OKフードで作るご飯を楽しみながらなら

乗り越えられそう。

 

私みたいに好奇心でこの期間中断食してみたいという方!

是非参考にしてみてください!

 

2022 『Navratri (ナブラトゥリ)』!

我が家の小さなお寺


出遅れましたが、

 

今年もやってきました!

 

年に2回のお祭り

 

今年2022年は、9/26〜10/5の期間です。

(今日はNavratri 3日目です)

 

9回の夜という意味で、

女神ドゥルガーが9つのアバターとなり、

悪魔マヒシャースラを倒した事をお祝いするお祭り。

 

また、

女神ドゥルガー

「私たちの中にある生命力」

悪魔マヒシャースラは

「無気力、怠惰、プライド、強迫観念、渇望、嫌悪」

を表すとの見方もあり、

私たち個人が持つ「知性」が

否定的な傾向から解放するためのパワーを

高める重要な期間ともされているそうです。

 

女神ドゥルガーと悪魔マヒシャースラ

 

この期間中、9日間全て断食する方もいれば、

しない方もいます。

(ちなみに我が家は、初日と最終日だけ断食)

 

思い返せば、去年の今頃は、

インド行きの荷物の準備、

畑の畝を整えて種まき、

引っ越しと、

盛り沢山で寝不足な毎日でした。

 

来年の今頃は、インドでNavratriを迎え、

9日間断食チャレンジしたい!

 

その為にも、知ること、学ぶ事は大事。

 

来年に向けて、

お祭りのストーリーや過ごし方などを

日々、勉強中。

 

次回以降、備忘録として、

「Navratri お祈りの仕方」

「OKフード&NGフードまとめ」

「Navratri 9日間のカラーについて」

を投稿していきます!

 

今日も良い1日を!

Happy Wednesday ー!

 

 

 

 

 

 

インド家族と日本家族、初対面。

インドのママと弟が初来日という事で、

私の実家へ遊びに行く事になりました。

 

文化の違いのギャップを埋めるには。。。

ギャップを埋めるというよりは、

お互いが心地よく過ごせる環境を作るには?

 

まず、私の実家の家族は、肉食です。

牛肉も豚肉も鶏肉も食べます。

魚介類ももちろん大好き。何でも食べます。

 

対してインド家族は、厳格なヒンドゥー教

牛肉はもちろん、豚肉、鶏肉、卵、魚介類は一切食べません。

あとママは、個人的にキノコも嫌い。

 

姉と相談して、

当初は一緒にご飯でも、と考えていましたが、

食習慣の違いにお互い大変になると思い、

実家でお茶して話そう、という事に。

 

いざ、おもてなし!実家のキッチン占領!

実家の家族からは

何がNGなのかよくわからないからあなたに任せるね、

と言われていたので、

近くの農産直売所で野菜や果物を購入。

家からはチャパティ用のフライパンや綿棒等も持参。

実家に到着するやいなや、レッツクッキング!

 

まずは、実家の母が買ってきてくれた和菓子屋さんのお菓子と

インドママ手作りのインドのお菓子「Panjiri(パンジリ)」

を盛り付けておもてなし。

インド家族の為にチャイを作り、

枝豆のチャート(クミンパウダー等で味付けするサラダ)を作り、

ゴーヤのサブジチャパティを作り準備完了!

 

無事に家族団らんが出来ました

とにかくインド家族は赤ちゃん、子供が大好き!

姉たちの子供に終始メロメロ。

実家の家族とも、なんとなく意思疎通が出来たようで、

みんなの笑顔が見られてホッ。

最後はみんなで集合写真も撮りました。

 

コロナ禍で結婚前も結婚後も直接会うことが出来ていなかったので、

今回やっとリアルでお互いの家族の顔合わせができてハッピー^_^

(パパはビデオ電話越しでしたが笑)

 

 

つれづれ日記〜インドと日本の間で〜

家族の愛のプレッシャー

 

初めて日本に遊びにきたインドの弟。

 

来日してから3週間経ったある日。

 

朝の掃除や身支度が終わり、リビングで話していると、

 

「インドに帰りたい」と弟。

 

なぜ?と聞くと、「つまらない」と。

 

平日は主人が在宅で仕事をしているため、

みんなで出掛けるのは、平日の17時以降か休日。

 

きっと、もっと出掛けたいんだろうと思い、

彼に提案した。

 

バスと電車を使って、東京や横浜、京都など、

興味のある場所へ冒険してみたらどう?

 

すると彼は、

「どうやって行けばいいかわからない」

 

そういう事なら、行きたい所を行ってくれたら、

乗り換えのメモを書いて渡すよ。

すると今度は、

「日本のSIMじゃないからネットワークがない」

 

じゃあ、主人のSIMを入れて行ったらどうかな?

今一番行きたい場所はどこ?と聞いてみた。

 

すると彼は、

「インドの家の周り」と答えた。

 

そこで私は、友達のカナダ人とつい最近話した

トピックを思い出して彼にシェアしようと話し始めた。

 

think outside the box の話

カナダ人家族の家に遊びに行った時、

こんな話題になった。

 

カナダには、肌が白い人も黒い人も

お金持ちな家族も貧乏な家族もいる。

友達の家に遊びに行くと、

自分の家にはある家具やオモチャがないこともある。

そんな時は、その場所で、

何ができるか、

どうやって楽しく遊べるか、

考えて、楽しい時間を作り出んだ。

それが、

think outside the box

(型にはまらない考え方をする)

 

その話をした後、私は彼に伝えた。

 

自由に冒険していいよ。

行ってみたい所、みたいもの、自分の足で探してみて。

帰りのフライトはまだ1ヶ月以上先で、

この有限な時間を過ごすなら、

悲しいなって気持ちより、

楽しいな、ワクワクするなって気持ちを

たくさん集めた方がハッピーかなって私は思うよ。

でも、私にはあなたの考え方をコントロールする事は出来ない。

自分がどうしたいか考えて、

自分で自分を誘導してあげて。と。

 

すると彼は

「私には自分の人生に対して大きなプレッシャーを感じている」と。

 

そのプレッシャーは、どこからきているの?

と聞くも、答えは「わからない」とだけ。

 

「1人で出掛ける事」ただそれだけなのに。

私にはそう感じてしまうエピソードですが、

背景には色んなしがらみがあるんだと察しています。

インドでの生活でも感じた

「家族の愛の重さ」

それはとても素晴らしく、

尊敬出来る事であると同時に、

子供を強く縛りつけてしまっているようでもありました。

例えば、インドでの生活でのある日、

買い物の為に主人と2人で外出すると、

2時間ほどで家族から電話がかかってきました。

「いつ帰ってくるの?」と。

また、帰りが19時過ぎた日は「帰りが遅い」と。

 

心配してくれているその愛はとても嬉しいし、

無関心よりもいいとは思いますが、

相手にとってプレッシャーになってしまうのは

少し考える必要があるように感じます。

もちろん、ただただプレッシャーを感じて、

何も行動しない受け身の姿勢も検討が必要だと思います。

 

コミュニケーションがよく取れているインドの家族にも

こうしたギャップは生じてしまうんだな、と

考えさせられるエピソードでした。