稽留流産 【前編】
こんにちは。Fumiです。
昨年2021年12月下旬にインドから無事に帰国し、
お陰様で平凡な毎日を暮らしています。
久しぶりの投稿で、
タイトルが重そう…と感じている方は多いかと思いますが、
実は、私事ですが、今月、2022年5月1日(日)に流産しました。
とても辛くて苦しい経験でした。
でも、
私の経験を綴ることで、
私自身がそうであったように、
1人でも多くの方の参考になれたら、
という想いでブログに投稿することを決意しました。
表現の内容によっては、
気分を悪くさせてしまう内容もあるかと思いますが、
ご了承の上、読んでいただけると幸いです。
今回、稽留流産のことだけでなく、
持病である特発性血小板減少性紫斑病(ITP)についても
お伝えしながら、
前編では、「特発性血小板減少性紫斑病(ITP)」のことについて、
後編では「稽留流産」の体験談について綴りたいと思います。
流産で辛い想いをされた方や
血小板の数値が少なく妊娠•出産に不安を感じている方など
辛い気持ち、不安な気持ちと向き合っている方々の力に
少しでもなりますように。
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私と特発性血小板減少性紫斑病(ITP)のこと
2007年 血小板(PLT)が少ないことを知る。
高校3年生の時、今まで順調に来ていた生理が半年間来なくなりました。
心配になった母は、私を大きな病院に連れて行ってくれました。
そこで血液検査を行ったことをきっかけに、
血小板の数値が平均値より低いことを知りました。
この時担当してくださった先生は、
「特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の疑いがあります」
(以下、「ITP」と略します。)
「もし、ITPかどうか確かめたければ、
骨髄穿刺(こつずいせんし)という骨髄に針を刺して
骨髄液と細胞を搾取して調べる方法もありますよ」
「ですが、一時的に数値が下がっているだけかもしれないので、
定期的に血液検査をして経過を診てもいいと思います」
と丁寧に説明してくれました。
この時(当時17歳)の血小板の数値は 11万/μL で、
(一般的な平均値は 15万〜33万/μL (個人差はあるようです)
注射が苦手な私は、真っ先に経過観察を選びました。
経過観察を選んだもう1つの理由として、
日常生活に支障を来す程の症状(血が止まりにくいとか、
内出血が起きやすいなど)を感じていなかった事もあります。
目に見える不調などなく、危機感のない私は、
気づいた時に血液検査に行くスタイルで、
「定期的」ではありませんでした。
たまに献血センターに行くと、
「血小板が低いので献血はやめておきましょう」
と断られ、やっぱり低いままなんだ〜と思う程度でした。
2015年 血小板が 10万/μL 以下になっていた。
健康診断や体調不良等の理由で血液検査をすると、
10万/μL 以上あったはずの血小板が、7万/μL になっている事に気づきました。
参考までに、2015年〜2019年までの数値の経過を記します。
2015年06月 7.3万/μL
2016年08月 7.4万/μL
2016年09月 9.0万/μL
2016年10月 8.1万/μL
2017年08月 8.2万/μL
2019年08月 5.7万/μL
2019年9月 骨髄穿刺(こつずいせんし)を受けることを決意。
2015年〜2017年は 7万〜9万/μL を行ったり来たりしていた数値が
2019年、久しぶりに検査をすると 5.7万/μL になっている事に気づきました。
(2018年の数値の記録がないのは、一度血液検査の予約日を忘れ、
それきり病院へ行かなくなったためです。)
2019年に久しぶりに検査をしようと思ったきっかけは、
朝起きた時に、脇周辺、胸周り、背中に赤い内出血が
頻繁に見られるようになったからでした。
5万/μL以下=要注意
2万/μL以下=危険
と聞いていたので、
骨髄穿刺を受けることを決断しました。
かなり痛い検査だとは聞いていましたが、
弱虫で泣き虫な私は、最初から最後までずっと泣いていました。
骨髄に針を刺す時だけでなく、
骨髄から組織を吸い出す間も、背中と胸がずーっと苦しい感じでした。
いつまで耐えないといけないの?と思うほど
時間が経つのが遅く感じました。
痛くて、苦しくて、怖くて、
いい歳して、看護師さんに手を握ってもらってました。
大変な検査を終えて、先生から結果を聞くと、
正式に 「ITP」だと診断されました。
その後の数値記録は下記の通りです。
2019年10月 5.1万/μL
2019年11月 4.4万/μL
2019年11月 3.8万/μL
2019年11月に2回検査して、2回とも数値が低いのは、
この時、高熱の風邪(インフルエンザではありませんでした)を
引いて、40℃の熱が出ていた為です。
高熱で意識が朦朧として来たため、かかりつけの病院を受診し、採血をしました。
先生からは、熱が出ると血小板の数値は下がると説明を受けました。
その後、回復し、2019年〜2021年の数値は下記の通りです。
2019年12月 5.9万/μL
2020年06月 5.7万/μL
2021年06月 6.0万/μL
2021年07月 7.1万/μL
ちなみにインド滞在中の3ヶ月間にも、2度血液検査を受け、
2021年10月 15.0万/μL
2021年11月 7.0万/μL
15万という数値が出たときは、とても嬉しかったです。
が、1ヶ月後の検査で通常通りの7万という数値だったので、
何かの間違えだったかな?と半信半疑です。
2022年現在は、大体6〜7万/μLを保っていて、
あざや内出血などの症状が出ることはほとんどありません。
数値も安定しているので、妊娠について考えるようになり、
2022年3月5日 妊娠検査薬で妊娠していることが発覚したのでした。
稽留流産【後編】へ続く